教室から出る時に

ヘリーン・J・内田

授業が終ると、生徒達はカバンを持ってドアの所で一列に並びます。先生はドアを開けて、最初の生徒と向き合います。先生は、その生徒自信に関わるような質問をします。例えば、When’s your birthday? What’s your telephone number? What’s your favorite sport? 等など。生徒は英語でそれに答え、先生はにっこり笑って、Goodbye / See you next time. と言います。そして、生徒はそれを繰り返して退室します。先生は同じように、次の生徒に別の質問をします。答えられなかった場合は、列の最後尾に行き、も う一度チャンスが与えられます。二度目は、その生徒に更に注意を払ってあげることができる訳です。そうして、皆にこにこしながら教室から出て行きます。

それでは、皆さんはこの方法をどのように活用できるのでしょうか。生徒数の少ない初級クラスの場合、生徒全員に同じ質問をすることができます。理想的には、その日に勉強したことを質問するのがベストでしょう。How old are you? I’m __________. 等など。退室時の整列は、生徒にとって、先生との一対一で関わるチャンスが得られるというだけでなく、その日の復習もできるということになるのです。又、最後の方に並んだ生徒は、質問を繰り返し聞くことになるので、自分の番になった頃にはすっかり自信がついています。

少人数のもっと上級クラスの場合は、(私達のように)色々な質問をすればよいのです。そうすればもっと範疇が広がり、生徒のやる気も起こさせます。勿論、質問は全てクラスで勉強したことの応用となります。例えば、Can you swim? Do you like yogurt? How many people are there in your family? Do you have a pet? 等など。

公立、私立学校等のようにもっと大きなクラスを対象としている場合は、アットランダムに生徒を当てて質問することができます。或いは、生徒が教室から出る時、五人毎に質問してもよいでしょう。先生に呼び止められた生徒は、特に気にかけてもらったと感じるでしょう。

このお別れの整列に要する時間は約一分。そして、先生が個人的に関心を持ってくれている、しかも自分は英語での一対一のやり取りができるのだと実感して生 徒達はにこやかに出て行きます。ロビーで待っている保護者の方も、自分の子供が楽しそうに、自信を持って先生と英語で話しているのを見ると、嬉しそうにさ れます。そうして、皆ハッピーな気持ちで家路につくのです!