ホットシート

ヘリーン・J・内田

“ホットシート” クエッション

Teen Topics
  1. Friends
  2. Family
  3. School
  4. Self-image
  5. Hobby

アメリカの青春文学の第一人者、Judy Blumeによると、ティーンエージャーが関心を寄せるトピックのベスト4は、友人、家族、学校、そして自己イメージです。(できれば、趣味もその中に入 れたいと私は思います。)日本でも同じことが言えると思います。にもかかわらず、中高生が教わっている英語には、実際こういったトピックとどれほど関わり のあるものになっているでしょうか。あまりにも縁がなさ過ぎるように感じます。次にご紹介するのは、ティーンエージャー同士で互いに質問したり、答えたり しながら好きなことについて自然に話せるようになるアクティビティーです。

私の観察によれば、思春期の子供というのは、先生とではなく子供同士で話をしたがるものです。それならば、この特性を生かして英語を話すアクティビティーにしてしまえばいいのではないでしょうか。

“ホットシート” メソッド

hot seat illustration

中央の”ホットシート”に一人座り、残りの生徒は、その子を囲むようにしては円を描いて立ちます。みんなは一人ずつ“ホットシート”に座っている生徒に、 友人、家族、学校、本人、あるいは趣味について何か質問をしなければなりません。一旦生徒が質問をし、“ホットシート”の生徒が答えると、質問した生徒は 自分の席に座ることができます。こうして、全員が自分の席に着くまで続けます。先生は進行係り、つまり、生徒を励ましたり、訂正したり、助け船を出したり するだけです。(私は、いつも生徒達の後ろに座り、生徒に恐怖心を与えることはなく、むしろ生徒達は楽しんでいるようです。質問例としては、次のようなも のがあげられます。 When’s your birthday? What time do you wake up each day? What’s your favorite fruit? Do you like your school? How many people are there in your family? What kind of music do you like? How tall are you? 生徒達が全員質問を終えて、まだ時間がある場合は、別の生徒を“ホットシート”に座らせてもいいでしょう。このアクティビティーはとてもうまくいくので、 全員が“ホットシート”に一回ずつ座るまで続けるよう生徒達に言い渡すことがあります。その間、教室から出てコーヒーでも飲み、5分か10分して教室に 戻ってみると、生徒達が互いに英語で話しているのです。本当にうまくいきます。但し、次の点は守るようにしなければなりません。

  1. 生徒達に何を要求しているか、はっきりさせること。
  2. 質問の仕方、答え方をきちんと教えること。
  3. あなたが生徒を尊重し、先生がいなくても自分達できちんとできると信じていることをわからせること。
  4. 生徒同士のやり取りを見て、驚きを表すこと。
  5. 初歩的な質問のやり取りをマスターしたら、さらに上の段階へ進めること。
  6. あなた自身は、潤滑油のような役割であり、助言者にすぎないということを覚えておいて下さい。こちらから必要なものさえ渡してあげれば、生徒は自分でそれを実行することができます!彼らはできるのです!