小学生に英語を教えるための3つのヒント

ヘリーン・J・内田

1. エンタテイナー(芸人)にならないようにしましょう。

エンタテイナー(芸人)にならなければならないと感じる必要は全くありません。これは管理者だろうと、教師だろうと皆最初に犯す誤りです。(文部科学省も 同様です。)確かに歌やダンスはカリキュラム上重要な役割を果たしますが、決して中心的な要素ではありません。歌やダンスだけに力を入れると、3つの問題 が起きます。第一に、生徒たちは常に楽しませてもらうことを期待するようになるでしょう。第二に、あなた自身が疲れきってしまいます。そして第三に、子ど もたちに、英語イコール歌やダンスという英語についての誤った情報を与えることになってしまいます。外国人に出会ったら、子どもたちはコミュニケーション をとろうとすべきなのでしょうか、それともいきなり歌ったり踊ったりすればいいのでしょうか。

2. 授業時間の75%は生徒が話しているようでなければなりません。

授業時間の75%は生徒たちが主体となり互いに英語で話せるように、興味深く、楽しいアクティビティーや練習問題を工夫して作りましょう。完璧な英文を話す必要はありません。

与えられたミニ・チャレンジをマスターするように努力すればよいのです。ABCを言ったり、数を数えたり、曜日を言ったり、自己紹介をしたり、簡単な英語 の対句による質問/答えの練習などでいいのです。(Can you ski? Yes, I can. Do you like snakes? No, I don’t.)授業時間の75%を生徒が話すようにすることには、次の3つの利点があります。一つ、実際に英語を話すという経験ができます。二つ、先生に 英語を聞いてもらおうと思わず、クラスの誰とでも自由に話すようになります。そして三つ、先生は生徒が実際に英語を使っている姿を観察することができま す。

3. 説明は要りません。そのままやれば良いのです!

プレゼンテーションなどをすると、よく「クラスでは英語しか使わないようにすると、生徒に何かの説明をする時はどうするのですか。」と聞かれます。答えは 簡単です。私は説明は一切しないのです。実際にやるだけです。説明して何になるのでしょうか。一度説明をすると、それは日本語を話すきっかけになってしま うのです。私たちを信頼し、言われたとおりにするという点で、子どもたちは本当にすばらしいと思います。ですから、黙ってアクティビティーをしてみてくだ さい。あなたと同じようにしようとするうちに、子どもたちは大きく飛躍することになるでしょう。