よりよい教室である様に

ヘリーン・J・内田

教室は生徒を温かく迎え入れる場でなければなりません。そこには「第二の我が家」のような雰囲気が求められます。ドアには生徒たちを招き入れるようなもの が置かれ、教室には部屋から出たくないと思わせるような要素があり、そこにいるのが楽しく、ずっとそこに残っていたくなるような本質的なものがなければな りません。

もちろん、人的要因が何よりも大切です。つまり、生徒が自分自身、先生そしてクラスメートのことをどう思っているかということです。しかしそういった人的要因が、英語を経験するときにどういう環境にあるか、ということもまた重要です。

生徒を歓迎するような教室を作るために、あなたはどんな工夫をしてきましたか。ウォーミング・アップで使えるよう、壁にポスターをかけていますか。日光が 差し込むような窓はありますか。天候や季節についての質問をするときには、窓は非常に役に立ちます。外を見さえすれば良いのですから!生徒の入、退室時に 音楽をかけられるようCDプレーヤーやカセットデッキを置いていますか。そうすることによって、ここは英語圏であり、生徒はみんなお客様なのだということ を、暗黙の内に伝えていることになると気づいていますか。一般的に人は音楽のムードに順応するものなので、音楽的な環境をを作り上げることによって、その 場のオーナーにだってなれるのです。窓際には植物、机には花を飾っていますか。どんな教室でも、ちょっとした美の工夫で、やさしさと温かさが加わります。

黒板やホワイトボードは清潔を保ち、生徒全員から見やすい位置にありますか。生徒が自分の名前や簡単な問題の答えを書いたりできるよう、生徒専用の黒板を 置いていますか。生徒が黒板やホワイトボードに書くのが大好きだということに気づいていますか。彼らのそういう気持ちを上手く利用するのです!

生徒にとっては楽しい空間であり、ポジティブな学習経験を助長する跳躍台となり、且つあなたと生徒との関係を反映する場としての教室を演出する○○先生であるあなたは、その演出家なのです。